投資の勉強をした

背景

漠然と将来の不安があって投資を検討したというわけではなく、コロナを機に実家に戻って経済的に楽になったので、資産を銀行口座に眠らせておくより投資して増やしたいなと思い調べ始めた。
実際に給料から毎月いくら何年続けるとどうなるのか、というシミュレーション(皮算用)をしていたら楽しくなってしまった。生活の固定費を不労所得でまかないたいという欲がドバドバ出てきた。(いま実家だから固定費なんてほぼないけどな!!)

投資商品

証券会社のサイトを見るとそこには色んな商品があるが、調べるまでよくわかってなかった。投資と言うと株と債券と金くらいしか知らなかった。

www.rakuten-sec.co.jp

ちなみに自分が知っていた"株"というのは"現物取引"と言うらしい。他にもよくわからない商品があったので調べた。

REITというのは「Real Estate Investment Trust」の略で不動産の投資商品。
ETFは「Exchange Traded Fund」の略で上場投資信託という意味。通常の投資信託との違いは商品が市場に上場しているためリアルタイムに売買ができたりするっぽい。他にも違いがあるけれど、あまりよくわかっていない。ETFは投信の上位互換だという解釈で自分の中では落ち着いている。
他には上場予定株を購入できるIPOや借金してレバレッジを高める悪名高いFXなど。

私はETFをメインに購入する予定なのでここからはETFを中心にわかったことを整理する。

ファンド

お金を集めて運用して利益を分配している業者をファンド(投資信託)と呼ぶ。証券会社はファンドの作った商品を販売しているという形らしい。
ファンドには商品の取引時に発生する「取引手数料」と運用手数料としての「信託報酬」というものがある。前者は名前の通り取引都度、後者は資産に対して決まった年率で定期的に支払う。 これらの「取引手数料」や「信託報酬」はファンドの規模が大きくなると安くなる傾向がある。なぜかというと運用額が桁違いに大きいため手数料が安くても全く問題にならないのである。むしろ「取引手数料」や「信託報酬」が高いところは小規模なファンドであったり社員を養うための企業体力がないところが多いらしい。

大手ファンド

ちなみに2020/11/30での東証一部の時価総額合計は661兆円であるため、これらのファンドを合わせるとは東証一部3つ分を運用していることになる。すごい。

様々なインデックス

ETF投資信託には下記のような指標に従って投資を行うことで、その指標に沿った結果になることを期待するような商品もある。 ただそのインデックスが何のことを言っているのかよくわからなかったので調べた。

東証1部上場銘柄のうち、代表的な225銘柄をもとに計算している。

東証1部上場銘柄のうち、全銘柄をもとに計算している。

  • S&P500(えすぴーごひゃく)

ニューヨーク証券取引所NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価をもとに計算している。選定基準は時価総額

  • ダウ平均

ニューヨーク証券取引所NASDAQに上場している銘柄から代表的な30銘柄の株価をもとに計算している。選定基準は株価の平均。

投資戦略

ざっと調べて投資商品の得体が知れたので、私にとっての投資というものを考えたい。5,000兆円を作る必要があるわけではなく、固定費を楽にしつつ将来的に困らない額の資産を作りたいというのが目的である。投資には各人の目的やリスク感度にあった戦略を練る必要があるだろう。

時間軸でアセットアロケーションを調整する

度重なるが、固定費を不労所得によって楽にしたいというのがある。そのため当面は高配当株の比率を高めにした投資をしていく予定である。目標は毎月5万円の配当を得ること。(年率5%だとすると1,500万円)
ちなみに株と債券の比率は「株:債券 = 100 - 年齢:年齢」が良いと言われる。債権はリスクが低いので年齢が高くなるに従い購入比率を高めようということだそうだ。しかし、初めからこの比率に固執せず、固定費が楽になったと感じてから債券を買い足そうかなと考えている。

高配当株ETFによるキャッシュフローの改善

ただ資産価値が高まりやすい銘柄を購入しても現実のキャッシュフローには全く影響がない。むしろ毎月の生活は投資した分だけ苦しくなる。
他の商品も検討したが素人がキャッシュフロー改善をするための投資で手堅く勝つには高配当ETFが良いという結論になった。
獲得したい配当額の目標も定まっているので、それを達成してからポートフォリオを組み替えても全く遅くないかなと思っている。

買いたい銘柄

購入予定の銘柄はState StreetのSPYDとBlackRockのHDVである。これらは高配当株ETFとして投資対象が選定されており、かつ選定企業の業界が互いに補完しているため、どちらも買っておけばリスク分散になる。
iDeCoやつみたてNISAでは上記の銘柄は購入できず決められた投資信託から購入することになる。私はiDeCoでは世界株、つみたてNISAではS&P500のETFを購入しようかなと思っている。
理由としては、世界株は米国以外の国にも投資するため、よりリスク分散が可能な商品である。なので、60歳まで引き下ろせないという流動性リスクを抱えるiDeCoとの相性の良さを感じたからだ。
一方、つみたてNISAは米国株を買う予定だ。その理由は、米国株は安定して高い水準の成長率を誇っており、国内株を買うよりは為替リスクを負ってでも米国株を買った方が良いと思ったからである。

素人考えゆえの漠然とした不安

このあたりプロはどう考えるんだろう。投資する本人が資産をどの程度作りたいのかという目標やリスク感度によって変わるところであるので、色んな人の話を聞いてみたいなと思った。
ただ、流されるよりは自分で調べて銘柄選定までできたので、まずは上々かなとも思っている。変なものを掴まされないようにしたい。

いつから

これだけ書いておいてまだ1円も買っていない。年末年始に調べて証券口座の開設申請などを行っていたためiDeCoは早くて3月から、つみたてNISAは今月からできるのかな?
偉そうなことを書き綴るよりまずは身銭を切りたいところである。

楽天経済圏

ちなみに、証券口座は楽天証券で作成した。楽天の銀行口座と証券口座を紐付けておくと銀行口座の金利が上がるなどといった優遇がある。さらに楽天カードも作ってエポスカードから移行した。
楽天証券ではポイントを投資資金として利用できるため、ポイントが溜まって使いみちに困ることはない。Amazonの方が楽天市場より好みなのだが、甘んじて受け入れてポイ活に努めようと思う。

参考

www.rakuten-sec.co.jp

Amazonでいくつか本を買って読んでみたが、現代の資産形成における投資の答えはインデックスっぽい。アクティブ運用は厳しいから指標に従ったパッシブ運用しか勝たん、とのこと。

雑談

相場の上昇・強気のトレンドのことをBull、相場の下落・弱気のトレンドのことをBearと呼ぶらしい。また、ビジネス用語ではあるが稼ぎ頭をCash Cowと言う。そしてなんと今年は丑年だ。ここから導き出される結論は今年に限り上限いっぱいキャッシングした上で資産全額投資すると5,000兆儲かるということである。なるほどなぁ。