新婚旅行(イギリス・イタリア)#6
King's Cross Station
この日はイギリス最終日。雨。昨日は晴れていたけれど、イギリスは聞いていたとおり曇天・雨天が多い。荷物をすべて片付けて慣れた足取りでホテルからHolborn駅へ。
向かった先は、空港への乗り換え駅であるKing's Cross駅。この駅は地上にあるターミナル駅ということもあり非常に大きかった。ハリー・ポッターの聖地でもあり興奮気味に建物を眺めた。

ちなみに隣にそびえ立つはSt.Pancras駅。ハリー・ポッターの劇中では駅の外観にこちらの駅が使われている*1。

駅構内は非常に広々としていて日本のターミナル駅とは異なる。空港のように大きな画面にダイヤが掲示されている。改札を取り囲むようにして飲食店が並んでおり、多くの観光客や地元民がそれぞれの出発を待っていた。


さて、この駅の観光名所はなんと言っても9と3/4番線である。

そこはハリー・ポッターのファンが多く集まるグッズショップとなっている。店内は作中の世界観でコテコテに装飾された空間になっていた。

London City Airport
出発時間になったのでいざ空港へ。

ロンドンシティ空港は発着駅がイギリス近隣の国ということもあってそこまで大きくない。


出発時間まで時間があるので、お昼ごはんを食べたりコーヒーを飲んだりして時間を潰した。さすがに数日もイギリスで過ごすと、お店でそれっぽく注文することには慣れてきた。まず飲食店はとりあえず「yes」と言えばなんとかなる。このコツのおかげで、カバンに水を持っていたがハンバーガーと一緒に炭酸水が出てきた。

搭乗時間になりゲートを通過すると、狭い通路を歩かされた。大きい空港ではないので、駐機されている場所まで自力で歩いて向かう。


飛行時間は2時間弱、時差を考慮すると出発から3時間後にイタリアに到着した。
Linate Airport
イタリアに到着!Linate空港はLondon City空港より大きいようで人も多かった。到着してまずポンドをユーロに外貨両替した。イギリスに入国時にポンドに両替したものの、ほとんどクレジットカードで支払うことができたので、現金はほとんど減っていなかった。

空港内のお店を横目に、ミラノのホテルへ向かうため電車移動。イギリスの電車は狭かったがイタリアの電車はとにかく乗り心地が良かった。

どうやらイタリアの鉄道は日立製作所が作っている*2ようで、たしかに車内に日立のロゴが入っていた。
イタリアの洗礼
ホテル最寄りのTricolore駅に到着。しかしミラノに着いた途端にモバイルWiFiの電波が捕まえられなくなり非常に焦った。電波を捕まえるためにうろうろしているところを現地人に訝しげに見られるが、旅行前に周辺地図をオフラインでダウンロードしていたので問題なし。WiFiは諦めてホテルに向かった。イギリスとは街並みが違って面白い。ロンドンはかなりキレイに整えられた街だったが、イタリアは建物が昔のままのようで、装飾が多く施されていた。もしかしたら、ロンドンは空襲*3で壊されてしまって最近作られた建物の方が多いのかもしれない。


ミラノでの宿はユーロホテル*4。写真建物の1階に受付がある。受付でWiFiが繋がっていないことを思い出し非常に焦ったが、旅行前に印刷した予約ページを見せながら手続きを進めた。

部屋は写真の建物内ではなくこの建物の道路を挟んだ正面の建物だった。入館するためには、パスコードを入力後ふたつのボタンを同時に押す必要がある。しかし"同時に押す"という説明がわからない。そうしていると、(ロンドンと異なり観光客慣れしているのか、)日本語で「一緒に」と説明してくれてすごかった。
部屋に入って荷物を降ろしてぐったり、、、としてしまうとベッドに根を生やして動けなくなってしまうので晩ご飯探し。

ホテル近辺にGoogle Mapで評判の良いイタリアン*5を見つけたのですぐさま入店。

入店すると早速イタリアのフレンドリーな接客を受けた。陽気なオジサンが日本語混じりに元気に注文を受けてくれる。頼んだのはワインにチーズにピザ。出てくるものすべてが美味しくて本場のイタリアンに感動した。Google Mapを眺めてフラっと入ったお店でこのレベルかと思うと、イタリアで過ごすご飯がとても楽しみになった。日本のイタリアンも美味しいが、本場は圧倒的に美味しかった。

退店時には店員と記念撮影をした。他の店員もすごくフレンドリーで、みんな日本語で挨拶してくれた。

ホテルに帰る前にスーパー*6に寄ってみた。雰囲気はイギリスと大きな違いはなかったものの、肉やチーズが非常に多く陳列されていた。パスタも多い。


気づけば空は暗くなっていた。夜のミラノを感じながらホテルへ。

*1:https://nnaoco.hatenablog.com/entry/20210811/1628672662
*2:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%AB%8B%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB_(%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2)
*3:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%84
*4:https://eurohotelmilano.it/en/
新婚旅行(イギリス・イタリア)#5
前回
キューガーデン
イギリスで丸一日過ごせる最終日。この日は妻たっての希望であるキューガーデンを訪れた。キューガーデンは宮殿併設の庭園として始まり、今は王立植物間である。世界で最も有名な植物園であり、世界遺産に登録されている。その広さは1.21平方kmもあり、実にディズニーランドの2.5倍超になる*1。
ロンドン市内の移動に慣れてきたため、地元民のようなスムーズさで電車に乗り込む。ホテル最寄りのHolborn駅からは電車で40分ほど。


駅前は植物園のお膝元ということもあり緑が豊かにある。また、昨日までいた都心部の建物とは雰囲気が異なる気がする。こちらはいわゆるヴィクトリアン様式というかよく想起するイギリスの建物という感じがする。

駅前の広場では多くの露店があり賑やかにしていた。また、学生くらいの子による演奏もあり小さなお祭りのようになっていた。



この通りで昼食を取ることにした。駅前だけでなく店内にも緑が多くあり、町全体がキューガーデンを盛り上げているようだった。

メニューは健康的でヘルシーな料理が多かった。チキンも美味しかったが、このブログを書いている今となってはナスの方が記憶に残っている。その場その時の空腹を満たしてくれたのは確実にチキンだったのだが、海馬に刻み込まれるのはやはり現地ならではの食材・料理・体験なのだろう。


お腹を満たしたのでキューガーデンへ。駅から数分の歩いてすぐのところにある。

これは入ってすぐのところにあるPalm House*2という温室。周りに建物がなく引きで撮っているのでこじんまりとして見えるがなかなか大きい。








温室を出ると湖があり、謎のオブジェがある。このオブジェ...うっ、どこかで...*3。

少し歩くと睡蓮の建物がある。建物の装飾や植物と合わさって幻想的な雰囲気になっている。


湖をぐるっと回って次の建物へ。こちらはTemperate House*4という名前。



建物を進んでいくと開けた場所に多くの植物がある。



建物を出たところに空中遊歩道があった。




続いてはキュー宮殿*5。今となっては世界遺産となった植物園だが、その始まりは宮殿併設の庭園でありもちろん宮殿がある。




歩き疲れたので一服。閉店ギリギリに入ったみたいで自分たちが最後の客だった。イートインスペースには鳩が紛れ込んだりしていた。



続いては様々な気候を再現して管理された建物だ。








サボテンゾーンを抜けて広いところへ。





建物を出るとすぐそばにドーム状の建物がある。ここは小さめ。


帰りに向けて最後の道。畑がある。




ここを抜けると最初のPalm Houseの湖に出る。お土産コーナーがあるのでそこを少し眺めてキューガーデンを出た。
Hammersmith
ちょうど夕方だったので夜ご飯を食べることにした。どこで食べるか決めていなかったが、キューガーデンへ行く途中で乗り換えを行った駅が大きかったのでそこで降りて散策する。



少し歩き回って探したけれど、いま食べたいものとしてピンとくるものはなく、またキューガーデンで歩き疲れてしまったのですぐ入れそうなところにした。


頼んだものは「肉!!!」と「野菜!!!」。妻とは同じ一日を過ごしたのに正反対の料理を頼んだ。


ぱっと食べてホテルへ帰還。

予約について
*1:https://www.kew.org/sites/default/files/styles/original/public/2024-07/RBG-Kew-Map_Annotation_Key_MASTER_V1-2024_Web-Version-2024.jpg.webp?itok=jRwUDvz6
*2:https://www.kew.org/kew-gardens/whats-in-the-gardens/palm-house
*3:https://www.fashion-press.net/news/93763
*4:https://www.kew.org/kew-gardens/whats-in-the-gardens/temperate-house
*5:https://www.kew.org/kew-gardens/whats-in-the-gardens/kew-palace-and-queen-charlottes-cottage
*6:https://harrypotter.fandom.com/ja/wiki/%E8%BF%B7%E8%B7%AF
新婚旅行(イギリス・イタリア)#4
テムズ川沿いを散策してウェストミンスターが見えてきたところから。
ウェストミンスター宮殿
橋から見るとウェストミンスター宮殿のその大きさがよくわかる。近づいているようでまだまだ距離がある。

ウェストミンスター宮殿は宮殿ではあるのだが、現在はイギリスの国会議事堂として使われている。時間指定のチケットを購入することで内部を見学することができる。国会議事堂の周辺ということもあって、建物は大きく交通量も多かった。正面にあるのはGOGGS*2と呼ばれる行政機能が詰まった建物。

すぐ目の前には広場がある。名前はParliament Square*3。

この広場には著名な政治家の銅像がいくつか建てられている。

見学の予約時刻まで時間があったことと、歩き疲れてしまったのでカフェへ。少し探したがなかなか見つからず、結局ウェストミンスター宮殿から800mくらい離れたところにあるPret A Mangerに入った。難しいメニューはわからないのでここでもエスプレッソを注文。エスプレッソを受け取る時に店員から何か言われたのだがいまいちわからなかった。何度か聞き返してもわからなかたので、とりあえずyesとだけ答えて、地下にあるテーブルでエスプレッソを飲んだ。 しばらく休んだあと、ウェストミンスター宮殿へ向かうため荷物を整理してトイレへ向かうと、なんとトイレに向かうドアがダイヤルで施錠されていた。「店員に言われたのはこれか...」と思っていたら既に中で並んでいた人が開けてくれた。なお、トイレはかなり汚かった。
トイレを済ませてウェストミンスター宮殿へ。宮殿の敷地に入るとまず厳重なセキュリティチェックがある。そこそこの警察がいて金属探知機だけでなくボディチェックもされる。さすがに国会のセキュリティということで警戒心が強く緊張感があるのだが、日本語を喋りながらヘラヘラしていると人畜無害な日本人旅行客という印象を与えることができ対応が柔らかくなる。
セキュリティチェックを終えると建物の中に入ることができる。敷地内から撮ると周囲の建物が映らないので見え方が変わって良い。

宮殿に入るとまずとても広いホールがある。セントポール大聖堂でも感じたが、日本の建物と違って天井が非常に高い。



ステンドグラスばかり見て次の順路がわからずにいた。序盤から順路がわからず夫婦で戸惑いを隠せないでいたら、近くにいたスタッフが優しく次の扉を教えてくれた。

部屋にはいると両側面に彫像と絵画、上の方にはホールにあったのと同様に貴族の紋章が描かれたステンドグラスがある。

と、写真はここまで。これより先は写真撮影は禁止だった。豪華絢爛な貴族院の装飾とTVでよく見る庶民院を生で見れたのは非常に良かった。議会では声が届くようにマイクが吊るされスピーカーがソファに埋め込まれていた。 画像と併せて説明している記事があったので詳細はそちらに。やはり宮殿として造られ国会として使われる場所というものは、国としての権威性が装飾に現れており歴史の重みを感じることができる。ロンドンへ旅行するならばぜひ訪れることをオススメしたい場所だった。 ameblo.jp
見学ゾーンを抜けると土産屋とカフェが併設されている。

散歩
次の目的地に至るまで観光地がいくつかあるので、散歩がてら外から眺めることにした。宮殿から出てGOGGSを右手に通りを進んでいくと緑豊かな道*4に出る。

右手の緑の中に入ってみると公園になっている。湖を中心にまわりは芝生があり、そこでは多くの現地民がくつろいでいた。ブルーシートを敷いて寝転んでいたり、楽器の演奏をしている人もいた。


この公園を抜けると正面にバッキンガム宮殿が出てくる。夏季しか入場ができない*5ため、今回は外から眺めるだけ。




バッキンガム宮殿に背を向けると長く広い道*7がある。この道は儀式用の道路として建設され、現在も国家行事の際に使われている。そこそこ長い道で、行事がなければ車も通らないので歩行者天国のようになっている。右手には先ほどまでいた公園があり、左手にはバッキンガム宮殿とは別の宮殿や美術館が並んでいた。

人の流れのまま道を進んでいく。道の先には大きな建物*8があり、みなその建物なかをくぐっている。周りを眺めながら歩みを進めていると大きな建物が近づいてきた。これまたすごい装飾の建物だなと思ってみてみると、まさかの工事中だった。遠巻きに見ていたので全く気づいていなかったが、ただの写真だった。ちょうど晴れていたこともあって背景が同化していた。

ここをくぐると一気に雰囲気が変わる。テムズ川を越える道、ウェストミンスター宮殿へと続く道、バッキンガム宮殿へと続く道、市街地へ向かう道。それが交差しており、非常に交通量が多い。

道路を渡ると広場がある。ここはトラファルガー広場*10と呼ばれ、政治演説や集会などで使われている。かなりの人数がいて、旅行客だけじゃなく現地の人も多くいた。待ち合わせ場所としてよく利用されているのかもしれない。ちなみにここでも他の旅行客と写真の撮り合いをした。

奥に見えているのはナショナル・ギャラリー*11だ。階段を登って正面まで行くと、かなり長い行列ができていた。今回は旅程に含まれておらず、外から見るだけ。

トラファルガー広場をナショナル・ギャラリーから見るとこんな感じ。広場中心に据えられている柱はネルソン記念柱*12と呼ばれる。イギリス海軍提督の銅像であり、対戦を行ったフランスの方角を向いている。

広場を抜けて市街地の方へ進んでいく。さきほどまでは大きな建物に合わせて広い空間だったが、徐々に人の数に対して狭くなってきた。市街地らしく喫茶店や飲食店が道の両側に所狭しと並んでいる。写真はPiccadilly Circus駅前の交差点だ。Piccadilly Circus駅は複数路線が乗り入れる駅で非常に混雑している。ロンドンに着いてから現地民の若さと活気を一番感じることができたかもしれない。


ピカデリーサーカスから目的地に向けて歩いていく。この道はシャフツベリー通り*13と呼ばれる。

この通りは劇場街の中心地で通りの両側には大小様々な劇場が並んでいる。劇場街が栄えているため、飲食店も多く立ち並ぶ。あまりの人混みのため、立ち止まって写真がなかなか撮れなかった。かろうじて撮った写真は中華街*14。

人混みではぐれないように気をつけながら歩みを進めると、ようやく目的地のソンドハイム・シアターが見えてきた。各劇場では演目が決まっており、外装はその演目で装飾されている。写真にもあるとおり、この旅行ではLes Misérablesを観劇する予定だ。


上演開始まで時間があったのと、いい加減歩き疲れたので夕食を取ることにした。どこで食べるか決めていなかったが、飲食店は多くあるのでなんとかなるだろうと考えていた。しかし、飲食店以上に人が多く、入れる場所があまりなかった。あっち行ったりこっち行ったりしてかなり歩き疲れたことを憶えている。なんとか見つけたメキシコ料理店でブリトーを食べた。


ちなみに注文はかなり難しいので、英語に自信がない場合は気をつけた方が良い。サブウェイのようにカスタマイズが可能で店員から具材を入れるかどうか聞かれる。店員から「入れる?」と聞かれるので、とりあえずyesと答える。yesと言った時に微妙な顔をされながら同じ質問をされた場合、「A or B」と聞かれているので、聞き取れた単語をオウム返しする。するとあら不思議、ブリトーが完成する。席に着いて妻に何が入っているのか聞かれたけれど、こっちが聞きたいと思った。
食べ終わってもまだまだ時間に余裕があった。人混みの中は疲れてしまうので、もはや慣れてきたPret A Mangerへ。しかし、営業時間が終わるらしく30分くらいで追い出されてしまった。

ゆく宛もなく人の流れのまま歩いていたら大きな交差点に到着。この交差点にはHarry Potterの劇場があった。建物の前は広場のようになっていて、入場時の行列も長くできていた。どのような演目で行うのか、劇場のキャパシティはどの程度なのか、といった劇場の格付けは当然あるのだろうなと感じた。

交差点を越えるとBrewDogのバー。

ソンドハイム・シアター
ようやく予約の時刻になったので劇場へ。今回予約しているのはソンドハイム・シアターのLes Misérablesだ。 www.sondheimtheatre.co.uk
建物に入る前に荷物チェックとチケット確認がある。建物内はあまり広くはなく、また上演時刻が決まっていることから一気に人が集まるので非常に混雑していた。また、建物内の構造が難しく道の把握がなかなかできなかった。時間が迫っている上に混雑していたことから写真をほとんど撮っていなかった。アルバムを見返すと壁に掛けてあったポスターの写真だけはあった。

なんとかして劇場内へ。第一印象は天井低いなぁだった。



幕が上がるとまず演奏が始まる。演奏はなんと舞台の下で行っている。劇に疎いのであまり詳しくないので非常に驚いたが、この舞台下のことをオーケストラピット*15と呼び生演奏する際には一般的な手法らしい。
舞台で行う演技は何が起きているのか伝わりやすいように身体を大きく動かすと聞く。目の前で行われている劇も同様に、その場面で注目すべき人は明確でわかりやすい振る舞いをしていた。しかもLes Misérablesはミュージカルのため、そのような演技をしながら歌う必要がある。もちろんマイクもつけているだろうが非常に大きな声量で歌も非常に上手く、完全に舞台を圧倒していた。 また、各場面の見せ場が終わると客席から大きな拍手や指笛が鳴る。劇の盛り上がりを俳優だけではなく観客も一緒に作り上げているような雰囲気がそこにはあった。観客の風貌からして旅行客だけではなく現地民も多い印象で、ラフな格好の人も多かった。つまり、この劇場の一体感は演劇文化が色濃い劇場街の中心地で行われるロンドンの日常風景なのであろう。このような現地民の文化を強く感じられる場所というのはなかなかない。個人的にはウェストミンスター宮殿よりもオススメしたい場所だ。劇自体も非常に良かったが、演技だけではなく劇場や劇場文化を体験できたことは感激だった*16。
なお、もちろん全て英語なので、観劇まえに予習をしておくとより楽しめる。Les Misérablesは映画を観ておくと良い。
あっという間の時間だった。外に出るとすでに暗くなっていて、昼間とは大きく雰囲気が異なっていた。


慣れない国のため治安が怖かったが、極力明るく人通りが多い道を選びながら歩いてホテルまで帰った。
予約について
www.parliament.uk funlondon.londontheatredirect.com
*1:ウェストミンスター宮殿から生えているビッグベンは名探偵コナンの第一巻の表紙となっている。
*2:Government Offices Great George Street - Wikipedia
*5:イギリス・バッキンガム宮殿を観光しよう!歴史や見どころ、周辺施設を解説 | NEWT(ニュート)
*9:Equestrian statue of Charles I, Charing Cross - Wikipedia
*11:The National Gallery, London
*14:Chinatown London: flavours of Asia in the heart of London
*15:オーケストラピット | 舞台用語集 | PAC LIVE Voice | 劇場 ホール 照明 音響のPAC
*16:観劇で感激ということです
新婚旅行(イギリス・イタリア)#3
便秘気味の重い体を起こして3日目。この日もロンドン市内をウロウロする。
セントポール大聖堂
まず向かったのはセントポール大聖堂。ウェストミンスター宮殿と間違えて予約してしまったのだが、実は非常に有名な建物であるということを後に知った。ここもホテルから近いため徒歩で向かうことができた。土曜日だったためか平日のような慌ただしさはなく、静かな朝だった。



予約の時間まで少し時間があったのでカフェで一服。Caffè Neroはロンドン市内の至るところにあるので、旅行中は非常に助かった。難しいメニューは頼めないので、漢は黙ってエスプレッソ。

Caffè Neroを出て少し歩くと教会の入口がある。敷地に入るとちょっとした庭のようになっていて建物を見ながら入口の方へ向かって歩いていると、他の旅行客に話しかけられた。どうやら迷子になっていたようで行き方を聞かれたのだが「現地の人間じゃないからわからないよ」と答えた。あてが外れて残念そうにしていたけれど、こちらも拙い英語で「We are not local person!」とだけ言ってごめんな、という気持ちに。
建物の前では簡単な荷物検査とチケットの確認を行った。教会を背に夫婦でお互いに写真を撮っていたら、スポーツウェアを着た現地の方が近づいてきて写真を撮ってくれた。今までは観光地で旅行客同士が撮影しあうことはあったが、現地の方とコミュニケーションすることは少なかったので嬉しかった。

大きな建物だが中に入ってみると、内部はぽっかりと空いていて非常に広い空間となっている。

ドームから奥を見るとステンドグラスがあったのでそちらに向かうことにした。ステンドグラスへ向かう扉がドームの両脇にある。この扉の装飾もすごい。


上下左右によそ見をしながら歩いていたらステンドグラス前に到着。


ステンドグラスを離れると地下へ続く階段を発見。地下には歴史的なあれこれの説明やチャペルがあった。色々見ていると出口に到着したのだが、どうやらこの建物の正式な出口らしい。まだ全然見て回れていないため引き返してまた地上へ。

地上に上がるとステンドグラス側とは反対の場所に出た。

せっせと階段を登ると中二階に出た。ここからは先ほどまでいた場所を覗き見ることができた。どうやら下から見た人の影はここから覗く人だったようだ。



登り切ると外壁に出る。昨日の雨が嘘のような快晴。適度な雲も良い。





この景観の良さは景観保護を理由にセントポール大聖堂よりも高い建物が建築できないように規制されていることで成り立っている。もちろんセントポール大聖堂からの眺めを良くしたいのではなく、どこからでもセントポール大聖堂を拝めるようにという意図である。 www.london.gov.uk
階段を降り建物の外に出てみると、このような外観だった。どう見てもこっちが正面。

テムズ川
次の予定まで時間があるのでテムズ川周辺を散歩しつつ昼食探し。セントポール大聖堂沿いではなく、より栄えていそうな向こう側へ川を渡ろうと橋に向かっていたら、パカパカと音が。ちなみに糞は放置なのでクサい。



川沿いに歩いているといくつかお店がある。選り好みをしてお店に入るチャンスを逃しながら歩いた結果、ハンバーガー屋にたどり着いた。
www.kerbfood.com


少し休憩してまた歩き進んでいくと徐々に人が増えて賑やかになってきた。




気づけばロンドン・アイが目の前に。かなりの行列ができていた。

ロンドン・アイ周辺の人混みを抜けると川の向こうに次の目的地であるウェストミンスター宮殿が現れた。

予約について
*1:英語版ではシャーベットレモン
新婚旅行(イギリス・イタリア) #2
イギリスに到着してホテルで一泊した翌日。慣れない環境で予定通り起きなきゃ行けないプレッシャーですぐ起きてしまった。時差は一切感じることはなかった。いつもとは異なるセキュリティ万全の支度をしてホテルを出る準備をした。
大英博物館
ホテルを出る時には毎回鍵を預ける必要があるのだが、フロントにてホテルマンに「今日はどこに行くんだい?」と聞かれ、なんとか「British Museum!」とだけ返して事なきを得た。思い返すとチェックイン時の会話で日本人と答えていたので、そこまで会話を求められなかったのかもしれない。
さて、本日最初の予定は大英博物館だ。ホテルは大英博物館から徒歩圏内にある。大英博物館までの道中でEnglish Breakfastを食べるため早めに出ていたため、周りを街並みをキョロキョロしながら良さそうなカフェを探していた。気づいたら大英博物館に到着してしまったので、都合よく正面にあったカフェにすることにした。Google Map

Breakfastはこちら。

妻が頼んだクロワッサン。想像の5倍デカい。

見た通りのシンプルな味で、大満足の朝食だった。
外に出るとそこそこ強い雨が降ってきてしまったので傘が必要になった。傘を日本に忘れてしまったことを妻に呆れられながらすぐそばにあったお店で傘を調達した。Google Map

大英博物館に入るためには時間を指定して予約が必要なのだが、予約をしたからといってスムーズに入場できるわけではない。入場時には持ち物検査が必要でありそのために長い行列ができる。お店を出た時には既に行列ができており、なんと外周を回って長い行列ができていた。雨が降っていたのでまだマシな方だと思うが晴れていたらもっと長い行列になっていただろうと思う。

行列に並びやっと正面。

館内に入って少し進むと中央には大きな空間が広がっていた。ここを中心に東西南北にテーマ毎の展示がある。館内マップ











次の予定もあるので、頃合いを見て大英博物館を退出。人混みに疲れたので、近くに公園があって落ち着いた。

ロンドン自然史博物館
次の目的地であるロンドン自然史博物館に向かってHolborn駅からSouth Kensington駅へ地下鉄で移動。

駅から歩いて向かうと道中にタピオカ屋。こんなところにもタピオカ屋はおるんか。。。*1

道中はオシャレな通りだった。

ここでも少し並びはしたものの、事前に入場券を購入していたためすんなりと館内に入れた。

入るといきなり鯨がお出迎え。メインホールには面白い展示がいくつかある。





メインホールだけでかなり楽しめるのだが、展示はまだまだ多くある。少し疲れたのでメインホールの奥にあるカフェテリアで休憩しつつ、凝った天井を眺めていた。

予定では隣接している科学博物館にも行く予定だったが、疲労と展示の面白さを踏まえて行かないこととした。
一息ついてからカフェテリア奥の展示へ。





ぐるっと回ってまたメインホールに。

歩き疲れたこともあり退出。
夜ご飯
電車で移動してBond Street駅へ。スペースマウンテンみたいな構内だった。

地上に出ると銀座みたいな街並みの道に出た。この通りはOxford Streetという名前らしい。

Selfridgesという超高級百貨店。

物色しながら歩いて目的地であるメイフェアチッピーに到着。妻調べでは、ここはFish And Chipsが有名らしい。


食後は運動がてら歩いてホテルへ。道中に絶対に使っちゃいけないATMがあってテンション上がった。

長旅した翌日とは思えない詰め込みな予定だったため、ホテルに到着して明日の予定を確認したらすぐ爆睡。とはなかなかならず、出国前に買っておいた漫画をスマホで読みながらダラダラ過ごした。
予約について
各所の予約はこちらから行える。 www.britishmuseum.org www.nhm.ac.uk www.sciencemuseum.org.uk(こちらは諦めたところ)
*1:後で調べてみたら日本にも「くじらタピオカ」や「鯨茶の屋」といった名前で店舗を構えていたらしい。しかし、営業している店舗は見当たらず、ホームページもないため運営会社は不明。タピオカ屋はいったいどこから来てどこへ行くのだろうか。
新婚旅行(イギリス・イタリア) #1
5/2から5/11でイギリスとイタリアを旅行してきた。旅行先の候補や旅支度について書けることはあれど、書いていて楽しいものでもないので旅程をメインに記録しておく。
ロンドンへ
羽田から上海を経由してロンドンへ。機内食は合計3食出た。



ホテルはHolborn駅近くのPremierInn(というビジネスホテル)。


ここまで長時間のフライトは人生で初めてだったので正気を保てるか不安だったが杞憂だった。ちょっと高めのネックピローと隣席ガチャに成功したことが要因。
DomainModelとDTOが相互に変換可能であることを要求するTraitが作りたかったんだ
業務の中で思いついた便利 Trait を供養します。どこかで使えそうで、いやしかしどこにも使えそうにない Trait です。もしかしたらライブラリにありそうだけど標準ライブラリにはないはず。たぶん。
経緯
いま業務で関わっているアプリケーションでは DomainModel をリポジトリに渡して DB に保存しています。その DomainModel を DB には JSON 形式で保存する要件がありました。DomainModel を JSON に変換するということは、DomainModel に serde::Deserialize とserde::Serialize を derive することになりますが、DomainModel は DB での保存のされ方を意識したくありません。そこで、必ず DomainModel と一対一に対応する DTO が欲しくなります。
相互に変換可能であることを要求するTrait
さっそくですが、Trait の定義は下記のようになりました。
trait BiConvertible<T> where Self: Sized, T: BiConvertible<Self>, { fn convert(self) -> T; }
この Trait は型変数 T を受け取り、convert メソッドの戻り値になります。この T は BiConvertible
例えば、2つの型のうち型方の型のみに実装を行うとコンパイルエラーになります。
struct A; struct B; impl BiConvertible<B> for A { fn convert(self) -> B { B {} } }
error[E0277]: the trait bound `B: BiConvertible<A>` is not satisfied
--> src/main.rs:12:6
|
12 | impl BiConvertible<B> for A {
| ^^^^^^^^^^^^^^^^ the trait `BiConvertible<A>` is not implemented for `B`
|
= help: the trait `BiConvertible<B>` is implemented for `A`
note: required by a bound in `BiConvertible`
--> src/main.rs:4:8
|
1 | trait BiConvertible<T>
| ------------- required by a bound in this trait
...
4 | T: BiConvertible<Self>,
| ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ required by this bound in `BiConvertible`
ちなみに自身に変換する場合はエラーが発生しません。2つの異なる型が相互に変換可能であることをコンパイル時に検知したいというコンセプトからは違反しますが考えないことにします。(となると BiConvertible の命名が微妙なわけだけど結局採用はしなかったので、命名についても同様に考えないこととする)
impl BiConvertible<A> for A { fn convert(self) -> A { self } }
DomainModelとDTOが相互に変換可能であることを要求するTrait
さて、本題の DomainModel と DTO の相互変換についてです。下記の Trait はコンパイルが通ります。
trait DomainModel<T> where Self: Sized + BiConvertible<T>, T: Dto<Self>, { fn to_dto(self) -> T { self.convert() } } trait Dto<T> where Self: Sized + BiConvertible<T>, T: DomainModel<Self>, { fn to_domain(self) -> T { self.convert() } } impl DomainModel<B> for A {} impl Dto<A> for B {}
しかしこの実装では DomainModel Trait を実装する時に DTO の具体的な名前が出てきてしまいます。DTO が変換先の DomainModel の型を知っていることは問題ないですが、DomainModel はそれ自身が誰に変換されてどう使われるのかを関知する必要はなく、むしろこの形だと変換先/利用先の知識が Domain 層を侵食しています。
型変数にするから型が現れてしまうわけなので、制約を書く場所を変えてみました。
trait DomainModel: Sized { type T: Dto + BiConvertible<Self> where Self: BiConvertible<Self::T>; fn to_dto(self) -> Self::T where Self: BiConvertible<Self::T>, { self.convert() } } trait Dto: Sized { type T: DomainModel + BiConvertible<Self> where Self: BiConvertible<Self::T>; fn to_domain(self) -> Self::T where Self: BiConvertible<Self::T>, { self.convert() } }
変換先を Associated Type にしました。Self が BiConvertible
しかし、これらの Trait を実装すると、コンパイルエラーになってしまいます。
impl DomainModel for A { type T = B; } impl Dto for B { type T = A; }
error[E0275]: overflow evaluating the requirement `<A as DomainModel>::T == B` --> src/main.rs:50:14 | 50 | type T = B; | ^
制約が再帰的になっているぞ、とのことです。
むすび
他にも制約をつける場所を変えることはできますが、その場合は convert メソッドが呼び出せなくなってしまったり、BiConvertible が実装不要になってしまうなどの問題があり解決には至りませんでした。集合論や型パズルに自信ニキなら上手く作れそうな気もしますが時間切れ。実務に採用することはありませんでした。
こういう妙な型は納期とのトレードオフで破壊されがちなので、コメント含むドキュメンテーションを通じてドメイン知識を共有できる体制づくりをした方が長期で万人に効くと思う。とはいえ、本当に厳しい納期の前にはドキュメンテーションや体制づくりも脆弱。やはり型なのか。そうなのか。
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